Saturday, September 09, 2006

光源氏は死に至る病でる

光源氏とは死に至る病である
源氏物語にキルケゴールを重ねてみよう

自己のうちなる病=死に至る病は
永遠に死ぬことであり
死すべき時に死ねないことである
それは生を死ぬことである

死に至る病とは絶望であり
光源氏は絶望を原因として生き
それが絢爛豪華な金権力
人を殺し自分を殺した

死は生の存在不可能という可能性であった
死が死自身を死に至らしめる死を生きた
死の死による死のための死=絢爛豪華

紫の上は
生は死の存在不可能という可能性を生きた
生が生自身を生に至らしめる生
生の生による生のための生=
この世のものとも思えない美しさ

それは生に至る苦しみであり
永遠に生きることであり
生きるべくして生きることであり
生きることを生きることであり
生を生きることである

絢爛豪華=ばらばらにする力
これは死に呑み込まれる
死に至る病であり

孤独と絶望はまとめる力であり
生を生み出し
永遠に至る苦しみである

絶望
絢爛豪華を求めると死に至る病となり
孤独を求めると永遠なる生を結晶する

源氏物語を
キルケゴールで解読した

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